#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

Uber運転手を殺した女子高生

無差別殺人や連続殺人をするのは男性のことが多いですが、女性の無差別殺人者もいます。

今、話題になっているのが、シカゴ郊外で、Uber運転手を刺殺した16歳の女子高生。彼女は、深夜3時過ぎにウォルマートでマチェーテとナイフを万引きした後、Uberを呼びます。彼女がその夜Uberに乗るのは、3度目でした。

Szco Supplies Gurkha Kukri Machete, Brown by SZCO Supplies

↑ちなみに、マチェーテってこれね。メキシコの山賊とかが振り回している巨大な刃物です。

片手にマチェーテ、片手にナイフで、深夜3時にウォルマートから出てくる少女って、想像するだけで怖すぎます。運転手は乗せた瞬間からやばいと感じたのではないでしょうか。そして、彼女が乗り込んだ2分後には、盗んだマチェーテとナイフで、後ろから運転手の全身を刺し始めたということです。オーマイガー。

運転手のグラント・ネルソンさんは、車を停め、近所のコンドミニアムに駆け込んで、「助けてくれ!死んでしまう!」と助けを呼びましたが、数時間後病院で死亡。少女は車を奪って逃走しましたが、その後ブラとレギンズだけという格好で近所に隠れていたところを逮捕されました。シャツは近くに落ちていたということですが、何か尋常じゃないですね。もしかしたら何か薬物の影響下などにあったのかも……。

そもそもUberは18歳以上でないと利用できませんが、彼女はこの規約を破って利用していました。犯行は無差別なものだと見られています。

被害者のネルソンさんは、動物とクラシック音楽を愛する優しい人だったそうです。ネルソンさんの冥福をお祈りします。

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血みどろの「トランプ生首アート」は何が間違っていたのか

Kathy Griffin's Celebrity Run-Ins: My A-Z Index

ゲイに人気のコメディアン、キャシー・グリフィンが、ドナルド・トランプの「首切り」を模した写真撮影をしたことで、多くの仕事を失っています。

キャシー・グリフィンは、アメリカで有名で、エミー賞やグラミー賞も取っている、成功したコメディアンです。ちょっと口が悪いけれどどこか親しみが持てるようなキャラで、ゲイ・コミュニティでは特に人気です。リベラルな考え方でも知られ、Prop8の抗議の時は、ウェスト・ハリウッドでの抗議集会にも足を運び、同性婚を支持する演説をしていました。

そんなキャシー・グリフィンが写真家のタイラー・シールズと組んで行った写真撮影は、彼女が血の滴るドナルド・トランプの生首を掲げるというものでした。この、処刑や暴力を想像させる写真は大きな論議、主には批判を巻き起こしました。キャシー・グリフィンは、、大晦日のカウントダウン中継番組(日本の紅白的な番組)などにも何年も起用されていました。しかし、CNNは、写真が明らかになった翌日、大晦日番組にはキャシー・グリフィンをキャストしないと発表しました。また他にも多くのコメディーショーがキャンセルされてました。キャシー・グリフィンの評判と、コメディアンとしてのキャリアはかなりダメージを受けてしまったと思います。

このようなアメリカの世論はなかなか興味深いものがあります。ハリウッドやエンタメ業界では、政権の座についてから、事前予想を遥かに上回る酷さで毎日のようにニュースを賑わせているドナルド・トランプを批判することが、ほぼデフォルトのノリとなっているような印象すら受けますし、多くのセレブリティが政治的な発言を行っています。そんななかには、かなりエゲツない表現も見かけるのですが、この血のしたたる「首切り」写真は、暴力的でやり過ぎだと見なされるということなのですね。わたしは、彼らが「間違った」のはグラフィックの作り方だけではなく、世論の受け取り方を見誤った点にもあると思います。アメリカではこのような表現に嫌悪を覚える人が、彼らの予想より多かったのです。

もっともジム・キャリーなどは「やりすぎるのがお笑いの仕事。お笑いは、ドナルド・トランプに対抗するための最後の砦」としてキャシー・グリフィンの写真を擁護しています。

しかし、キャシー・グリフィン自身は、仕事のキャンセルの多さに驚いたのか「やりすぎ」だったと認めて謝罪をしています。

また、釈明のための記者会見も予定されています。

素早く利用する共和党w

さらに、この写真は、政治問題化してもいます。キャシー・グリフィンが支持しているジョージア州の民主党候補ジョン・オッソフへの攻撃材料として、この写真がテレビコマーシャルとなりました。製作したのは、共和党系のスーパーパック「Congressional Leadership Fund」です。

リベラルの過激主義者は行き過ぎだ。窓ガラスを壊し、車を壊し、アメリカを否定する。そして今度はジョン・オッソフ候補の支持者が、アメリカの大統領の首を切るというジョークをやっている。面白くない。こういう怒れるリベラルたちは、ジョン・オッソフを支持している。オッソフの寄付金の95%はジョージア州外のリベラルから来たもの。なぜならオッソフ自身もその一員だから……というような内容ですね。実際には、ウィメンズ・マーチを始めとする反トランプ抗議活動は、かなり平和的に行われているものがほとんどでしたが、今回のようなグラフィックが出てくると、それを使ってすぐリベラル全体への印象操作が行われます。

キャシー・グリフィンのこのスキャンダルがジョージア州の選挙にどう影響するかはわかりませんが、気になります。すごくタイムリーに製作されたパロディCMだと思います。

今月は、プライドイベントに合わせた抗議活動が多く予定されていますが、「過激なリベラル」と雑にまとめられて揚げ足を取られることがないよう、気をつけて抗議のメッセージやプラカードを作ろうと思います。

www.atashimo.com

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オファーレター

mail

ずっと待ち望んでいた一通の手紙が、我が家に舞い込んだ。

自分の能力や仕事を正当に評価されたい。それは、組織で仕事をしている場合でも、一人で仕事をしている場合も、同じだろう。そして、その「評価」は報酬という形ではもちろん、それ以外の様々な形でも現れる。

人は社会的存在なのだから、いくら「自分のやりたいことをやっている」にしても、そこに周りからのレコグニションが伴わないと、段々辛くなってくる。

そして一旦「辛い」と感じ始めたら、もうその不満足な気持ちを心の中で押し殺すことはできない。「我慢する」っていうのは意外と大変なことなのだ。恋愛も一緒だ。どんなに世間的に見て「成功した結婚」で、よい地域の、大きな家に住み、幸せそうに見えても、心の中まで満たされているとは限らない。逆もまた真であり、傍から辛そうに見えても、満たされている人もいる。

幸福は本人だけが知っていることであり、他人には決められないのだ。

ということで、この一通の手紙から、新たな冒険が始まります。

まるでハリーポッターのようだね!

【ロス観光おすすめ】ダウンタウンに出来た新名所OUEへ

オープンしてはや1年ほど経つOUE。
 

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ダウンタウンのなかでも、ひときわ目立つUS BANKタワービルに出来たロサンゼルスの新名所である。

 

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行こう行こうと思いながらも、観光客っぽいところには、なかなか足が向かない地元民。先日ようやく足を運んだ。

 

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見どころは、ビルの外に建設された透明な「滑り台」であるSkySlide。たったの1階分を滑り降りるだけなので、怖さとしては大したことがないのだが、高いところが苦手なFionaは顔面蒼白。

 

ロサンゼルスいち高い場所にあるというオープンエアの展望台からは、ハリウッドサインやグリフィスパーク、ダウンタウンの他の建物などが見え、それなりに楽しめる。……が、新宿生まれのわたしにとって、ロサンゼルスのダウンタウンはなんともは物足りない。高いビルが少ないのよね。夜景もどちらかというと、地面に網の目のように広がった車のヘッドライトの方が見どころで、平面的な印象を受ける。

 

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それでも、渡米して早10年。

 

こののっぺりとした街も、わたしにとっては新しい「心のふるさと」になってきているのだとは思う。

 

OUE Skyspace
https://oue-skyspace.com/

 

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』感想

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス オーサム・ミックス・VOL.2(オリジナル・サウンドトラック)

 

観ましたよー。

 

感想

笑って楽しめました…たったひとつの点を除いては!

 

ノリノリの音楽やユニークなキャラクターたちなど、前作と変わらない魅力はそのまままに、よりお笑い部分を強化して、最初から最後まで、笑わせよう、楽しませようという小ネタがてんこ盛りに仕込んであります。

 

ベイビーグルートは愛くるしいし、クリスプラットは気さくなイケメンだし、すごくよいのです。壮大過ぎない世界観は、頭を空っぽにしても楽しめます。

 

 しかし…

 

結局「アジア系」って黒人以上に「よそ者」扱いなんだなぁ。と思いました。

 

いや、この映画は、宇宙を舞台にしているため、黒人とか、白人とかないんですよ。みんな違う星の星人です。でも、やっぱりそこには現実世界の人種問題が反映されています。

 

主人公とか、ヒーローは白人。そして、彼らはマントとかコスチュームを着ているけど、基本的に顔の色とかは普通だし普通の人間に見えます。顔に色がついていたりするヒロインは、黒人が演じています。映画『アバター』と一緒ですね。

 

そしてそんな中で今回、アジア系が演じる、非常に受け身で奇妙なキャラクターがいました。(しかもかすかにアジア系のアクセントつきで話すんです彼女!)

 

ネタバレを避けるため、ここでは詳細には踏み込みませんが、そのキャラクターのズレっぷりは見てていて、どれだけこの社会の中でアジア系が「異文化の象徴」として扱われているかの現れだと感じました。