とある非営利団体が発表した動画広告が話題を呼んでいる。
白人、ラテン系、インド系……さまざまな人種の男女が、ちょっと心配そうな顔でカメラの前に腰掛けていく。
「わたしはちょっと緊張しています……人々に『わたしはこういう風なんだ』と言ったら、そこではもう歓迎してもらえないんじゃないかと」
「僕たちは皆違います」
「ほとんどの人は、僕のこと変わった奴だと思っているだろうし、このビデオの後でも、社会からの僕への印象が大きく変わったりはしないだろうけど……」
「かなり、怖いよ。わかる?本当に心の底から正直になれる相手って何人いるだろう……」
「過去に、変わろう!と思ったことだってあった……でも、わたしにとって、それはあまりにも大事なことすぎた(だから、変われなかった)」
そう、このビデオは、まるで「カムアウトのビデオ」みたいに始まる。拒絶をおそれ、カムアウトするのを怖がっている人々の動画なのかな?と思いながら、観続けると、意外な事実が明らかになる。
「わたしは……結婚は男性と女性のためのものだと思う」
「わたしは男女間の結婚を信じている」
「自分には、結婚がどうあるべきものかについて意見があるし、それが変わることはない」
そう、この動画は「カトリック・ボート」というカトリック系の非営利団体による意見広告であり、同性婚に反対する若者たちを勇気づけるための動画だったのだ!
「結局、僕たちが何を信じるかということについて、恥ずかしく思ったりする必要はない……自分自身であればいいよ」
「僕にはたくさんのゲイの友達がいる。素晴らしい人だし、彼らを怖がっているわけじゃない!僕が恐れているのは……本心を言うこと。そして自分の信じていることを口にすること」
「どうやってバランスを取ればいいのか?どうやったら『僕はこの一部にはならない』と言いながらも敬意を保つことができるのだろう」
「憎しみに基づいた社会なんてよくない」
「これを解決する方法はただひとつ。一人ひとりと向き合って、より深く知り合うことよ!」
「あなたは一人じゃない」
「あなたは……一人じゃない」
力強いメッセージとともに涙ぐむ出演者たち。音楽も高まり、気持ちは最高潮へ……って……何言ってんだ、あんたらは(怒)
さて、どこから書こうかな、と思っていたのですが、素晴らしいパロディービデオがアップされていたので、もうこれ見てください。
「僕たちは皆違います」
「ほとんどの人は、僕のこと変わった奴だと思っているだろうし、このビデオの後でも、社会からの僕への印象が大きく変わったりはしないだろうけど……」
「かなり、怖いよ。わかる?本当に心の底から正直になれる相手って何人いるだろう……」
「過去には、変わろう!と思ったことだってあった……でも、わたしにとって、それはあまりにも大事なことすぎた」
「実はわたしは……人種は隔離されるべきだと思ってます……アジア・シティ!とかブラックランド!みたいな感じで!」
「わたしは個人的には、女性は台所にいるべきだと思います。裸足で。そして美味しい料理を夫のためにつくるべきなんです。双子に同時に母乳で授乳ながら……あ!でも人前ではダメです」
「自分にはアメリカがどうあるべきものかについて意見があるし、それが変わることはない」
「結局、僕たちが何を信じるかということについて、恥ずかしく思ったりする必要はない……自分自身であればいいよ」
「僕にはたくさんの黒人の友達がいる。僕の美容師だって黒人だ!素晴らしい人々だし、彼らを怖がっているわけじゃない!愛してるんだよ!」
「どうやってバランスを取ればいいの?どうやったら『アフリカに帰れ!』と言いながらも、人を尊敬することができる?」
「表現の自由って聞いたことがありますか?」
「わたしはただ……垣根を越えようとしてるんです」
「あなたは一人じゃない」
「あなたは……一人じゃない」
「わたしたちはともに戦っているのです」
「時代を巻き戻す戦いを……」
「自分たちこそが攻撃されているのだ、というふりをしながら……」