#あたシモ

虹の向こう側

アジア系である必然性一切なし(笑)キュートなラブコメ映画『好きだった君へのラブレター』


To All The Boys I've Loved Before | Official Trailer [HD] | Netflix

ネトフリで前から気になってた『好きだった君へのラブレター(原題:To All the Boys I've Loved Before)』をようやく観たので感想です!

あらすじ

16歳の高校生、ララ・ジーンは空想の世界で実在する男性と恋愛するのが趣味だったが、現実世界で彼らと恋愛する気はなかった。傷つくことを恐れていたためである。ララは意中の相手にラブレターを書くこともあったが、それを実際に送付することはなく、書き上げては秘密の保管場所にしまうを繰り返していた。そんな姉を不甲斐なく思ったキティは、ララの同意なしに隠されていた五通のラブレターを相手に送付することにした。

ピーターは元カノのジェンとよりを戻そうと四苦八苦していたが、そこにララ・ジーンのラブレターが届いた。ピーターはララのことを友人以上には見ていなかったが、「ララ・ジーンと付き合っているふりをすれば、嫉妬したジェンがもう一度振り向いてくれるはずだ」と考え、ララ・ジーンにつきあっているフリをして欲しいと頼み込んだ。こうして、2人は偽の恋愛関係を演じることになったが……。

感想

軽い良作〜って感じ。特に人生変わったりする感じではないですが、「軽い気持ちで楽しめてすっきりできるラブコメ」です。プリティー・リトル・ライアーズのモナが出ていたのが嬉しかった!

さて、この作品は、その軽妙なストーリーやキュートな演技の側面だけではなく、『クレイジー・リッチ!』と並び、米国エンタメ界における「アジア系」の表象の立場から高く評価されている。←てか、クレイジー・リッチ!についてツイッターでは書きまくってたのに、ちゃんとブログにまとめてないや(汗)

『クレイジー・リッチ!』も、『好きだった君へのラブレター』も、原作はアジア人が書いた小説。そして、映画化にあたり「主演を白人女性に変えたい」というプロダクションからのホワイトウォッシングの打診を却下して、「アジア系主役」で映像化したという共通点があります。

といっても、その両者における「アジア系」の持つ意味は対照的。『クレイジー・リッチ!』では、原題(Crazy Rich Asians)に「アジア」が含まれ、また舞台もシンガポールというアジアであり、またストーリーの中にも「アジアのアジア人」と「アジア系アメリカ人」の文化の違いが描かれるなど、「アジア性」に強くフォーカスがおかれています。また、エレノアとレイチェルの「麻雀対決」ひとつをとってみても、レイチェルは絶対にアジア人である必然性がある作品だといえます。

それに対して、『好きだった君へのラブレター』は清々しいほどに「アジア系」への必然性はなし。もちろん生活のなかに「韓国のフェイスマスク」だとか「韓国のヨーグルトシェイク(ヤクルトっぽいアレです)*1」だとかは出てきますが、基本的に「なんでこの子はアジア人なんだ」という説明や言い訳は一切ありません。そして、そこがまたいいんですよね。ストーリーという意味では、『好きだった君へのラブレター』はアジア系である必然性一切なし!キャストを全員白人にしても、普通に成り立つものでした。でも、自らもアジア人である作者はそれに「ノー」といい、「普通に生きてるアジア系」を主演にした作品をつくったのです。その心意気、いいですね!

↑ここらへんとも共通してますな。

…にしても、この『好きだった君へのラブレター』はネトフリ限定公開として、広まってはいますが、やはりそのインパクトは「劇場公開」でどかーん!と花火を打ち上げた『クレイジー・リッチ!』とは段違いです。だってクレイジー・リッチ、今11月ですが、今も一部の劇場で公開中だもんね!すごくないですか?

クレイジー・リッチ!の製作時は、Netflixから巨額の契約金と三部作を自由に制作するというオファーを貰っていたといいます。トラディショナルなワーナーを通じての劇場公開は、あたるかはずれるか分からない、博打。Netflixに放映権を譲ってしまえば、確実にお金(関係者一人最低一億円以上のギャラ!)がはいる。でもクレイジー・リッチ!の原作者Kevin Kwanと監督Jon M. Chuは、ネトフリ映画とするのオファーを蹴り、「劇場公開をする!」と決めたのです。その心意気、いいです!←二度目w

あれ、『好きだった君へのラブレター』の話のはずが……(汗)すみません。『クレイジー・リッチ!』については、ちゃんと改めて書きます……。

Crazy Rich Asians (Original Motion Picture Soundtrack)

評価

  • 可愛い度 ★★★★☆
  • ロマンティック度 ★★★☆☆
  • アメリカの高校ってこんな感じ度 ★★★★☆

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*1:ちなみに、この映画がヒットしたおかげで、全米でのヤクルトの売上が急増したんだとかw