青井硝子さんの本を読んだので感想です。
- 青井硝子さんとは
- 『雑草で酔う』の内容
- スピリチュアルな内容
- グラウンディングの大切さ
- ライフハックとしてのサイケデリクス
- 違和感を覚えた点
今日は2020年の7月4日。アメリカの独立記念日だ。普段であれば友達の家やビーチでBBQをしたり、ルーフトップから花火を見るのが恒例だが、新型コロナの感染者数がまだまだ増えている今、わたしは何の予定もなく朝は散歩に出かけ、午後は読書といういつもと変わらない週末を過ごしている。……と書くと優雅なようだが、コロナになっていろんな人と疎遠になってしまい寂しい。イベント時に会うのが唯一のつながりになっていたのに、それがなくなったから。
やはり世間は独立記念日なようで夜になると花火の音がバンバン響きだします。通常であれば市やコミュニティがやるものもあれば、なぜか市民が打ち上げているものもあるようで。本来アメリカは花火は違法だし、今年はコロナの影響で花火が少なくなっていると思ったのですが、それでも予想に反してバンバン。
ワンコなどは花火を怖がって大変だと思いますが、人間的にもなかなかうるさい。家の中で聞いていると、まるで銃声のようにも聞こえます。
そして、今のアメリカでは、街に銃声が響き、市民の命が奪われることも、またありえないことではない。というか、割とある。ぬくぬくとした毛布にくるまりながら、延々と続く銃声めいた火薬の爆破音を聞いていたら、改めてなんて非現実的な日常を今生きているんだろうと痛感した。
アメリカよ、誕生日おめでとう。
先日書いた韓国ドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』とうとう最後まで観ました。他のテレビドラマにも言えるのですが、毎日のように観ていたドラマが終わってしまうと、抜け殻のようになってしまいます。その空虚な気持ちを埋めるために動画をみたりインターネットをリサーチしたりしています。観終わるまではネタバレされるのが怖くて検索しないようにしていたけど、これからは心置きなく検索できます!
確固たる信念を持ち、周りとは違う個性を持つ高校生パク・セロイ(パク・ソジュン)。転校先の学校でイジメっ子のチャン・グニョンを止めようと殴ってしまう。しかし、実は、グニョンはセロイの父親の勤務先であり、韓国を代表する食品会社『長家』の息子だった……。学校を退学になり、父をひき逃げされたばかりでなく、警察の不正な捜査のおかげで、刑務所に入る羽目に。中卒の前科者になってしまったセロイは、「長屋」への復讐を心に誓う。出所後。遠洋漁業や工場などで働き、資金を貯めて、ソウルのオシャレな繁華街梨泰院(イテウォン)にレストランを開店する。それは、かつて同じ要に小さなレストランから始まった長屋を追い落とすための計画の第一歩だった。
面白い!15年間に渡る山あり谷ありのスケールの大きい物語はスカッとします。恋愛あり、復習あり、成り上がり物語あり、裏切りあり、とてんこもりで面白いです。最初セロイの髪型が変ですが、それさえ乗り越えれば、なんとかなります!
梨泰院(イテウォン)クラスに出ている女性たちは、皆結婚していません。昔してたとかあるのかもしれませんが、このドラマには、「結婚生活」が出てこない。その代わりと言ってはなんですが、全員働いていて、有能で、非常に自立しています。
わたしが一番気にいったのは、敏腕マネージャーチョ・イソですが、初恋の美女オ・ソアも、野心的なカン・ミンジョンも、事情を抱えたマ・ヒョニも、全員気に入りました。また貸金業のおばちゃんも、地味ですが、めちゃくちゃ名演です。
ま、萌えという意味では、オ・ソアを演じたクウォン・ナラがレズビアン映画に出演しているらしいので、それに興味津々です!
梨泰院(イテウォン)クラスにはトランスジェンダー女性のキャラクターが出てきます。演じているのがトランスジェンダーではなく、シス女性なのですが、日本で行われているように、シス男性が演じるよりはましだと思いますし、また特に、トランスジェンダーであることによる不自然な感じもなく、自然と周りに溶け込んでいる感じがよかったです。しかし、トランスフォビアの描写もあり、アウティングや女性トイレでの心ない言葉など、胸が痛むシーンもありました。それでも、既に社会の中で生きているトランスジェンダーの描き方として、なかなか頑張っていると感じました。
もう一つ、多様なキャストということで印象に残るのが、生き別れた韓国人の父を探すアフリカから来たトニーです。外見こそ黒人ですが、韓国語ペラペラで、「韓国人」というアイデンティティを強く持つトニーは、外国人の多いイテウォンで「英語要員」として雇われたり、外国人扱いされることを嫌います。韓国国内でのレイシズムや、ミックスの人が置かれたアイデンティティの問題についてなど、さらりとした扱い方ではありますが、きちんと描かれていることが興味深かったです。
しかし、違和感があった部分も多くありました。ドラマなので、様々な偶然が都合よく起こりすぎ!とか、ビジネスまわりがあまりとか、そこらへんには目をつぶるとしても、特に気になったのは、恋愛観です。
キスは同意がなければダメ、とかしっかりしているように見えるところもあるのですが、それも、ダブルスタンダードですし(この言葉を発しているイソ自身は、泥酔しているセロイにキスしているので……)
そもそもずっと上司に片思いを続けているチョイソに限らないのだけど、同僚や、上司、部下関係にある人を恋愛対象にしているっぽい描写が多すぎです。ソアが最後、自分のカフェでイケメンシェフ雇う時も、ゲイのバーテンともども、いかにも、恋愛というか性愛的に消費する気まんまんで、これ、絶対セクハラっぽい職場になりそう……と勝手に心配になりました。
まあ人間なので、好きになっちゃうとか、結果的に恋に落ちてしまうのは仕方ないとしても、それをオープンに表すのはよいの?とか。それは表に出さずに職場ではプロフェッショナルに振る舞うのが大人なのではないの?とか。色々引っかかりました。
あとは。創業メンバーあんなにドロドロしてたら仲違いするやろ!とか、15年も経ってて、Aセクシュアルとかでもなさそうなのに、みんな誰ともつきあっていないとか、非現実的では?と。そこらへんの受け止められ方は文化によって違うんだろうけど、自分的にはいやいやーNGやん!って部分多かった。恋愛を抜きにしても、頭ポンポンが多くない?とか。
あとは、ちょっと話がズレますが、飲酒シーンが多いことも印象的でした。ほぼ毎回飲酒シーンがあり、しかも登場人物が皆泥酔するまで飲むんですよね!まあ飲み屋が舞台のドラマだからかもしれませんが、父親が未成年のセロイに「酒の飲み方」を教え、焼酎が甘いかどうか?で一日の充実を図るというシーンは繰り返しフラッシュバックされます。それ自体を批判するつもりはないのですが、とにかくアルコールが身近な文化なのだなあと思いました。
音楽もいいです。
毎回決まった挿入曲が何曲か流れ、それぞれに「アデルっぽい曲」とか「コールドプレイっぽい曲」とか色々あるのですが、一番気に入っているのは、エンディングソングです。
韓国語では돌덩이、英語ではDiamondというタイトルなのですが、ドラマを見終わってからも、この曲を聴くと高校生の時からの様々なエピソードが脳裏に蘇り、「セロリ……頑張ったな……」と号泣してしまいます。
というわけで、よくも悪くも衝撃的だった韓国ドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』。
おすすめです!
韓国料理が食べたくなること間違いなしです!
↑原作はマンガなんですね!読んでみたい!
最近プログラミングやってます。4月頭から何となくリサーチはじめて、ここ2ヶ月くらいですかね?
やっている言語についてや、学んだ内容についてはいずれまとめてどこかに出す予定ですが、今日はプログラミングがきっかけで気づいたことや、書いておきます。
なので以下、プラグラミンクのことは一切書いてません。笑。
まず一番の気づきは、自分の中に「間違いを恐れる」気持ちが強くあったということです。
知らないうちに、肥大したプライドが邪魔して質問やわからないことを認めることが難しくなってたことに気づきました。恐ろしい。
はじめは誰でも初心者で、はじめは誰でもわからない。それは当たり前なのだから、自分の無知をそのままに受け止めていたずらに恥ずかしがったり卑下することなく精進を続けていきたいです。
あとは、プログラミングに限らずですが、問題解決の手法について、「細かく分けて、ひとつずつ解決していく」練習ができた気がします。
例えば「家を買う」っていう目標を立てたときに、
など、いくつか細かいタスクに分けて、ひとつずつ実行します。
これが、「大学院に行く」であれば
などになります。
「起業する」「早期リタイヤする」目標は色々だと思いますが、何にでも言えることです。
大きな目標をたてるのは素晴らしいですが、そのままだと、なんとなく「あれがやりたいんだよねー」のまま時間が過ぎてしまいます。そこで、大きな目標を細かいタスクに分けて、ひとつずつ実行し、その出力を次のタスクにはめ込んでいく。人生も、そんな合成関数のように解くのがよいのかな、と思いました。
先日からコツコツ就寝時に読み進めていた『火車』を読み終わったのでメモ。
本作は都知事候補の宇都宮けんじ弁護士がモデルとなったキャラクターが登場するとのことで期待していたのだが、思っていたのと少し違った。クレジットカード問題について弁護士が語るシーンも出てくるが、基本的に「失踪した人の行方を追う」「身元なりすましの謎解き」がメインであった。もちろん、「なぜ別人になりすましたのか」っていうところで、クレジットカードにおける債務や自己破産が物語の重要な鍵を握っている。
同じく宮部みゆきの『理由』を思い出した。高層マンションに住んでいた家族がいつのまにか名義人ではない他人になっており、その理由が徐々に明かされていくのだが、借金が絡んでいる点などに類似点を覚えた。謎解きだけではなく、登場人物たちの生活や、ちょっとした会話の端々から人間味を感じさせるところも、宮部みゆきらしい。正直詳細な書き込みが多い彼女の小説はボリュームが多いので、もっとサクサク進めてほしいと感じる時もあるのだが……。
最近では、本を読む時間がなかなかとれなくなってきているが、読解力・表現力・語彙力などを保ち、ブラッシュアップし続けるためには、読書は欠かせない。ビジネス書やオンラインの記事を読むだけではなく、時にはしっかりとしたフィクションを読んでいこうと改めて実感した。フィクションといっても、難解な作品は読みすすめるのが難しく、するするストーリーを追えるエンタメ色の強いものが中心になっているが、今後も少しずつ読んだ書籍をブログでシェアしていこうと思う。