#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

映画『BIG HERO 6(邦題:ベイマックス)』を観た感想

 
 
遅ればせながら、観てまいりました!
 
 
【あらすじ】
 
主人公は14歳の少年ヒロ・ハマダ。両親が亡くなった後、叔母のキャスと兄のタダシと共に暮らしているが、兄のタダシが通うような「オタク大学」に行く気もなく、闇ギャンブルであるロボット対戦の賞金稼ぎに明け暮れていた。ある日、弟の行く末を案じた兄にロボット研究所に連れて行かれ、研究している介護ロボット「ベイマックス」を見せてもらう。研究所で思い思いの研究に打ち込むユニークな仲間たちと、才能を認めてくれた教授が気に入り、ヒロは「絶対にここに入学する!」と決意。入学のために、ロボットの展示会で自らのアイデア「ミニボット」を披露したところ、大成功。教授から入学を許可されたばかりでなく、企業家クレイから、買収のオファーも舞い込む。しかし、なぜか教授は「クレイを信じるな」と。ミニボットのひとつをさりげなく持ち去ろうとするなど、確かにどこか胡散臭いクレイ。その夜、展示場で謎の爆発があり、会場に取り残された教授と、彼を助けようとしたタダシは巻き込まれて亡くなってしまう……。
 
両親に続き、兄と教授まで失ったヒロは、再び塞ぎ込んで家に引きこもっていた。ひょんなことからタダシが残した介護ロボットベイマックスが起動する。人の世話をするために生まれたベイマックスは落ち込んでいるヒロを元気にしようとあの手この手を繰りだす。そこで同種のもの同士引き合うミニボットが仲間をもとめて動いていることが明らかに。爆発で全てなくなったはずのミニボットがなぜ?何者かがミニボットを使って悪事を企んでいることを知ったヒロとベイマックスは、タダシの研究所の仲間たちと、研究結果を生かしたスーパーパワーを使って真相を解明することに。 人間を助けるために生まれた介護ロボットのベイマックスと、「オタク集団」である仲間たち、そして14歳の子供であるヒロに、悪の組織が倒せるのか?
 
【見所】
 
サンフランソーキョーの描写が素晴らしい。
近未来の設定なので、100%東京とサンフランシスコではないんだけど、サンフランシスコの地形は街並みに、日本語のネオンやロボット鯉のぼりが立ち上る風景は、グッときました。なんだろこの不思議な感覚。これは在米日本人だからこそ強く覚える感覚なのかな?懐かしさを覚えました。
 
 
アジア系のヒーロー登場!
ハリウッドで、アジア系って大抵「脇役」なんですよね。でも、これは、アジア系ミックスのヒーローだったのでよかったです!ま、ロボット作りの好きなオタク系だからアジア系なのかな……というステロタイプ疑惑はあるものの。でも、この映画はアジア系の子どもによい影響を与えると思います。
 
 
イケメン兄弟!
タダシイケメンすぎ。優しくて頭良くて体も鍛えてて、ゲイに大人気のタダシ。わたしはどっちかっというとヒロ派だけど。前回のアナ&エルサが姉妹愛だったのに対し、今回は兄弟愛!よかったです。
 
 
ベイマックスが可愛い!
んもーこのヒトの動きを予告編で観た時から、絶対この映画は観よう!って決めてました。真っ白でふわふわのマシュマロのようなベイマックス。動きも、やることも可愛すぎます〜!!!!!
 
【感想】
 
一番よかったことは、ここで一番の価値とされているものが、力や強さではなく、優しさや、賢さであるということ。強さええぶちのめす!っていうのはダメなんだというメッセージがよかった。まだ、男女の恋愛が絡んでいないところもよかった!オタク系万歳!
 
肝心のストーリーは、悪役の描写や、意外と詰めが甘く、突っ込みどころが多いです。教授の遺体は現場から発見されてないのに死亡扱いになったの?とか。最後異次元からそんなに簡単に脱出できるものなの?とか。あと、あの鳥のマークは結局??とか。そこらへんは、まあそこはディズニーだから、よしとしよう!←アナ雪も、悪役の描写はいろいろはてなでしたね。割とパキッとした単純明解なストーリーです。
 
しかし、ここ数年のディズニー映画は本当にレベル高いです!次の、「感情」を主人公にした作品も楽しみです!

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