冬休み明けて、久々に学校に行ったら、なんか見慣れないやつがいる。 なんか、髪の毛茶髪で、カラコンで、スカートも短いし……っっえええええ、ってなになになになにさいとー?さいとーなの?まじか!見えない!え……何?冬休みデビュー?
ってな感じのニュースだよね。って写真好きの友達が言ってて、ホントその通りだと思って笑った。
Kodak announces its own cryptocurrency and watches stock price skyrocket - The Verge
コダック、仮想通貨「KODAKCoin」を発行へ--写真の著作権管理で新サービス - CNET Japan
コダックが仮想通貨に参入、「コダックコイン」誕生へ-株価2倍超に - Bloomberg
(わかりづらい)
コダックが仮想通貨「KodakCoin」を発表した途端株価が爆上げした!って話。正確には、コダックが開発したわけじゃなくて、WENN Digitalという会社の技術に「コダック」という名前でサービスを提供するためのライセンス契約をしたってことらしいね。
コダックはフィルムや写真関係の大手。世界で一番はじめにデジタルカメラを開発した割に、デジタル化の波にうまく乗れず、採算は悪化の一途を辿り、2012年には連邦倒産法の手続きをした。ハリウッド・ハイランドには、アカデミー賞とか行うシアターがあって、その名前はコダック・シアターだったのだけど、コダックが経営危機に陥ってからは、その名前は削除され「ドルビー・シアター」に変わった。
そんな「終わった会社」として印象が強かったコダックだが、なんと話題の仮想通貨で市場に返り咲いた。わお。で、はじめは「なんで、コダックが仮想通貨?ビットコインが流行ってるからか?節操ないな」と考えたが、よくよく読むと、これちゃんと、筋が通った話だった。
要は、ブロックチェーン技術を使って、写真家の権利を守り、ライセンス契約なしで写真を使われた場合に、支払いを確保する……というもの。
ブロックチェーン技術って何なの?って結構ざっくりとしかイメージできてない人も多いと思うんだけど、今年はもっともっといろんな面で「おお!これは便利!」っていう具体的なサービスがどんどん出てくるんじゃないかと思ってる。
楽しみ!
まあ一番イメージしやすいのは、送金サービスとかだと思うけど、コダックみたいなこういうクリエイターへの支払いや著作権の保障を技術面から担保するようなサービスに使うのは、「そう来たか!」って感じで面白かったよね。その取組みに対して株価が瞬時に反応したのもよかったし。いろいろな「新サービス」とか「新製品」の発表って見るけど、そうきたかーって心の底から面白いと思えるものってなかなかないので、今回のコダックにはホント驚かせてもらいました。
FUJIFILMがスキンケアに作ったり、任天堂がゲーム機開発したり、日本でもこういう話って結構あるんだけれども。こういう「時代の波」に合わせてどんどん業態を変えることに成功していく話って、下手なドラマより全然ワクワクするよね〜!