#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

懐疑主義者は、否定したくて疑ってるのではなくて、信じたいから疑っているのです --青山圭秀の感想

今日書いた記事です↓

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シュリ サティヤ サイ ババ 2009-2010年講話集

さて、青山圭秀の本を2冊読みました。

わたしは知らなかったけれど、彼は、日本でのサイババブームの火付け役だそうです。

そもそも青山圭秀の本に行きついたきっかけはASKAさんのブログのこのエントリでした。

アガスティアの葉 - aska_burnishstone’s diary

これを読んで、えーっ!そんな不思議なことってあるんだ?というのをきっかけに調べているうちに、『アガスティアの葉』という著作を書いた青山圭秀のことを知り、今回彼の処女作である『理性のゆらぎ』と、『サンカルパ 人の誇りと生と死と』を読みました。

感想

青山圭秀さんは、「悪い人ではないのだろうけど、どうもナイーブだなぁ……」と言う印象。

そもそも、科学では説明できないことを信じる人と、科学しか信じない人、というのを二項対立で置いているのからして、違和感です。

わたしは、青山圭秀の本を読むほどなので、サイババやアーユルヴェーダにかなり興味があります。代替医療とかも興味がないわけではない。宇宙人とかUFOも大好きです。

しかし、そーゆーのを本気で求めるからこそ、偽物は許せないんですよね。だから本当にそれは真実なの?トリックじゃないの?って、様々な可能性だとかを考える訳です。

否定したいからではなく、本当にそうだ!と思えるものを信じたいから。

いわゆる「懐疑論者」のなかにもいろいろいると思いますが、少なくともわたしは「科学的かどうか」で二分法的に考えたうえで、「非科学的」なものを頭から否定しているとかではないんですよね。でも「それって本当に本当なの?」と思う上で、さまざまな可能性を模索したり、再現可能性などを求めるのはごくごく当然のことだと思うんですよ。「別に間違っててもいいや」と思うのであれば、そこまで追求しませんよ。おみくじとかさ。気持ちの問題だもん。でも「当たる」「真実だ」って向こうが主張するから、え、そう、そう言うなら、こっちも本気で見ますよっていうことなんですよ。

アガスティアの葉だって、人口増などを考えれば、葉っぱの枚数的に合わないのでは?とか、サイババの「物質化」は質量保存の法則に反するけどどうなの?とか、色々と疑問が出てきます。

そーゆー疑問すら持たずに、ただ言われたことを信じるってゆーのは、それは単に批判精神がないだけだと思います。