ざっくり言うと↓
「来週で閉店するライブハウス「ハウスオブブルース」でゴスペルを聴きながらブランチ食べて楽しかった〜」って話。
ハウスオブブルースとは?
そもそもはマサチューセッツにオープンしたライブハウスチェーン。オリジナルの出資者は、ダン・エイクロイド、エアロスミス、そして、ハーバード大学だったんだとか。二〇〇六年に大手コンサート会社ライブネーションに買収され、現在では全米十三ヶ所にライブハウスがある。
ウエストハリウッドにあるサンセットストリップ店は、一九九四年のオープンには、二十年以上の歴史を持つ伝説的なライブハウス。キャパ千二百人程の小規模なハコだが、二〇一四年には全米で人気のハコ九位に選ばれ、十七万人以上を動員している。
過去には、ドアーズ、アレサ・フランクリン、スティービー・ワンダー、エアロスミス、チープトリック、ビリーアイドルなどの大物アーティストがプレイしたことでも知られる。宇多田ヒカルもやってましたね!
ちなみに、サンセットストリップは、ウエストハリウッドなんだけど、ここでよく取り上げるゲイエリア(サンタモニカ通り沿い)やショッピングエリア(ロバートソン通り沿い)とは違い、他にも有名なライブハウスが立ち並んでいる、いわば「音楽エリア」。サンタモニカとサンセットって近いんだけど、全然雰囲気違って面白いので、近くに行ったら両方見るのがオススメ。
閉店の理由
そもそも二〇一七年には閉鎖の予定だったそうだが、二年前倒しになった理由はよくわからない。八月七日で閉店し、約二百人の従業員が、七月末でレイオフされたという*1!うぅ。
あ、アナハイムのディズニーダウンタウンはじめ、全米の他のハウスオブブルースは引き続き営業してるそう。
今後どうなる?
ハウスオブブルースの建物は取り壊され、ホテルやアパートメントやコンドミニアム、ショッピングモール、ナイトクラブが入った複合施設を作るという「サンセットタイム計画」が進行中*2。ハウスオブブルース自体は、移転先を探しているようだが、ウエストハリウッド内には見つからず、LAになりそうとのこと。
サンセット店最後のゴスペルブランチに潜入!
ハウスオブブルースでは、日曜に、ゴスペルブランチをしているということで、サンセットストリップ店の閉まる直前に行ってきました!
ハウスオブブルース。夜にしか見たことなかったんだが、こうして改めて見ると、やっぱり、建物老朽化してる……?
どこまでが意匠でどこまでが老朽化がよくわからない、かなり味のある建物です。
レストランなんだけど、チケットを買います。一応ライブなので。
なかはまるで夜?というくらい暗い。うんうん。これでこそハウスオブブルース。チケットがソールドアウトになっていて中は満席。相席でしたが、それもなんだか楽しい。
ブランチは、食べ放題のバフェ形式。メニューは南部料理風。各種サラダに、リブ肉、ジャンバラヤ、フライドチキン、マックアンドチーズ、ナマズ、ハム、ローストビーフ、ポテト、ビスケット、ワッフル、もちろんパイやケーキなどのデザートもたっぷり。かなりボリューム満点で、ブランチというより、ディナーといってもよいくらい。
一通り腹ごしらえをした後に、カーク・フランクリンの口上がビデオで流れ、カーテンの幕が開く。
ゴスペルの名曲を中心に、約一時間のショー!しかし、当たり前のことなんですが、ゴスペルって、賛美歌なんだよね。だから、歌詞も神様を誉め讃えるものだし、シンガー達のMCも、「神のために歌います」「今日はここをわたしたちの教会にしちゃいましょう!」と、やはり宗教的。ゴスペルを音楽としてのみ聴いていたわたしだったけど、神聖な意味をこめて受け取ってる人も多いんだよなぁ……って改めて思いました。
ゴスペルだけじゃなく、有名な曲もやってくれたので、ブラックミュージック好きなわたしはもうノリノリ!
↑ど迫力‼︎
しかし、ここ、観客いじりするね!インタラクティブなのは、楽しいんだけど、拍手とかコーラス、踊るのはいいんだけど、マイク当てて歌わせたり!
途中で、観客を四人舞台にあげ、歌わせて、オーディション番組のように競わせるというのがあり、わたしは当たらないかめちゃ慄いた!アメリカ人の社交性というか、あーゆーことに呼ばれてパッと舞台で歌ったり踊ったりできるノリが本当に羨ましい!
と、ヒヤヒヤしながも、あっという間の一時間、ご飯も美味しかったし、手を叩いて、踊って、笑って、めっちゃ楽しかった。やっぱ、魂のこもった歌はいいネ!
今回紹介したゴスペルブランチは、ハウスオブブルースの他店舗でも開催してます。サンセットストリップはなくなりますが、ゴスペルを楽しく聴いてみたい人は、是非行ってみて〜。
『天使にラブソングを』とか好きな人は絶対楽しめると思う!
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