先日、我が家に新しいメンバー「ルンバ」ちゃんが加わりました!ということで、ロボット掃除機(ルンバ以外には検討してなかったので、ルンバについてのみですがw)について、買う前にいろいろ調べたことと、実際にルンバを使ってみた体験などをシェアします。
- ルンバの種類
- ルンバの選び方
- 予算と目的別「おすすめルンバ」
- ルンバのランニングコストってどれくらい?
- ルンバを買ってよかったこと
- ルンバ、ここがいまいちだった
- ルンバはこんな人におすすめ
- 家電レンタルしてから買うのもおすすめ。
ルンバの種類
ルンバには、今*1四つのラインがあります。基本的には、数字が大きい方が上位モデルで、+がついてる方が上位モデルです。また、上位モデルから、s→j→i→eとなっているようです。
- Roomba s9+
- Roomba j7+/j7
- Roomba i5+
- Roomba i2
上の4つが日本のiRobot本社ルンバ公式サイトに乗っているモデルです。上以外に「ルンバコンボ」というのは、ルンバ(吸引掃除機ロボット)とブラーバ(拭き掃除ロボット)が一緒になったモデルですが、お値段も結構するので、今回はルンバだけ紹介します。
また、現在日本の公式サイトで取り扱っていないものでも、ネット通販や量販店などで古いモデルのルンバが買えることがあるかと思うので、下の方にルンバの機種比較して学んだことをまとめておきますね!以前のルンバは500,600,700,900~というようなモデルだったのですが、こちらは公式販売は残念ながら終了してます。けど、一部の中古を扱っている店舗やレンタルなどでのみ取り扱いがあるかもしれません。また、Amazonや楽天などで格安で売られている場合もあるので要チェックです。
Roomba s9+
2023年現在最上級モデルのルンバRoomba s9+は以下の点がアップグレードしています。
- 高い吸引力(ルンバ600シリーズと比較して40倍←下の方で紹介してます)
- 5部屋以上対応
- 部分清掃エリア・侵入禁止エリアの設定
- 部屋を指定して清掃
- スマート充電
いろいろポイントはあるのですが、Roomba s9+の一番の違いは、ルンバの形状が変わっていることです。これまでは丸形だったのですが、Roomba s9+ではまっすぐな辺ができていて、その独特な形で壁の隅っこまでキレイに掃除できるようになっています。ただ、お値段もお高めなので、すべてのモデルの特徴を把握してから決めたほうがいいです。
Roomba j7+/j7
- 5部屋以上対応
- 部分清掃エリア・侵入禁止エリアの設定
- 部屋を指定して清掃
- スマート充電
などの機能がついています。スマート充電というのは、従来の自動充電&自動再開機能(i5シリーズに搭載)しているものからさらにレベルアップして、必要な分だけ効率的に十d年してくれるというものです。
Roomba j7とj7の違いは?
+の有無の違いが気になるところですが、こちらはクリーンベース(自動ごみ収集機)がついているかどうかが違います。画像で後ろの黒い箱みたいなやつがクリーンベースです。いちいち手でごみを捨てなくてもいいという優れものですね。
Roomba® i5+
- 3~4部屋対応
- 自動充電&自動再開機能
部分清掃エリア・侵入禁止エリアの設定機能がない点がj7シリーズとの違いです。
Roomba® i2
- 3~4部屋対応
- 自動充電&自動再開機能
- 吸引力10倍
部屋を指定して清掃する機能がない点がj5シリーズとの違いです。ただ、2023年現在販売しているルンバのなかでは、お値段的に明らかにお手頃なエントリーモデルなので、「ルンバが初めてだけど試してみたい」という人はまずはRoomba® i2でいいかもです。
以下は旧モデルのルンバです。もはや新品で購入するのはなかなか難しいのですが、中古家電店やメルカリとかで見つけたときのために参考にしてください。
ルンバ900シリーズ
- 稼働時間2時間
- 自動充電&再開
- アプリ制御
- デュアルバーチャルウォール(ヘイローモード)
- ビジュアルローカライゼーション
いろいろ難しい言葉が出てきてますが、ひとことで言うと、ルンバ900シリーズは600〜800シリーズと比べ、人工知能が一つ上のレベルになっています。
800シリーズ以下のルンバは、障害物にぶつかるとランダムに方向を変えて動いていますが、ルンバ900シリーズは、センサーとカメラがついており、ルンバ自身が「今どこにいるのか」を把握。リビング、キッチン、浴室など、何部屋でも掃除ができます。
ルンバ700シリーズ(780/770/760)
ルンバ700シリーズではルンバ600シリーズに比べて以下の点が進化しています。
- ゴミセンサー(さらに繊細なゴミセンサーで、細かいゴミを見逃しません)
- ゴミフルセンサー…ゴミが満杯になったら教えてくれる(770/780)
- ダストカットフィルター(極小のゴミを取り除くHEPAフィルター)
- 髪の毛の絡まりを防ぐ
全体的にゴミを取る機能が進化しているので「ペットの抜け毛が気になる人」とかにおすすめです。
掃除性能が高いのはいいんですが、
- ペットがいない人
- フローリングや畳中心の人
とかはルンバ600シリーズでよい気もします。ルンバ700シリーズのなかでの違いは以下のとおりです。
- ルンバ780 :ルンバ770にタッチパネル機能がついています。
- ルンバ770 :760にダートディテクト機能の上位版がつき、ゴミフルセンサーがついています。
- ルンバ760 :オートバーチャルウォール×2・ダストカットフィルター×2。稼働時間が90分に伸びているとする英文レビューも見たのですが、公式だと60分のままですね。
ルンバ600シリーズ(622/654)
ルンバ600シリーズでは、以下の様な機能がついています。
- AeroVac(エアロバキュ)機能…沢山ゴミを吸い取る機能
- 高速応答プロセスiAdapt®(アイアダプト)…人工知能
- ダートディテクト…ゴミを感知するセンサー
- バーチャルウォール…ルンバが入れないところを設定できる(ペットがいる部屋や台所など)
ルンバの頭脳にあたる人工知能(高速応答プロセスiAdapt®(アイアダプト))はルンバ600シリーズ〜800シリーズまで共通なので、ルンバ600はなかなかお買い得だと個人的には思います。
ルンバ600シリーズのなかでの違いは、以下のとおりです。
- 654 :スケジュール機能つき
- 622 :スケジュール機能なし
ルンバ500シリーズ(537J/527J)
ルンバの旧モデルです。まだ売っているところがあるようですが、意外と安くないので、500シリーズ買うくらいなら、600シリーズにするか、「安さ」を求めるなら、ルンバ以外がいいんじゃないですかね?
- 537J :自動充電機能あり・スケジュール機能なし
- 527J :自動充電機能・スケジュール機能ともになし
※ルンバ500シリーズの修理部品はこちらから購入できます。
ルンバの選び方
拭き掃除も一緒にしたい?
拭き掃除も一緒にしたいなら、「ルンバコンボ」を買うか、「ブラーバ」を買いましょう!
ゴミ箱は必要?
自分でゴミ捨て作業をするのが気にならないなら、+がついていないルンバで十分でOKです。ゴミ捨てまで自動にしてくれるルンバがいいなら、ゴミはクリーンベース®(自動ゴミ収集機)のついているモデルを選びましょう。これによって約3万円変わってきます。
ルンバ600〜900以降に共通の機能
まず、ルンバ600シリーズ以上の機種には全部以下の機能がついています。
- 3時間充電(それ以前のモデルは7時間かかる)
- スポットクリーニング(部屋全体ではなく、一部分を集中して掃除する機能)
- 自動充電機能(自動で充電ステーションに戻る機能)
- ライトタッチバンパー(家具へのショックを最低限にして、壁や家具に傷をつけないようにする機能)
- ダートディテクト(ゴミを感知し、汚いところを念入りに掃除する機能)
- バーチャルウォール(ルンバが入れないところを設定する機能)
こういう機能がなくていいなら、「ルンバもどき」でよいと思います。
600シリーズは「ルンバらしさ」が充分楽しめる
せっかく「ルンバもどき」ではなくルンバを買うのだから、やはり人工知能にはこだわりたいところ。ルンバは単なる掃除機ではなくて「ロボット」ですからね。「自分が家にいない時に自動で掃除しておいてほしい」というロボットと暮らす生活を実現するなら654以上が必須です。
実は、この654は、現在の最新モデルと同時に発売されたものらしく、そう考えると、iRobot社としてもルンバ普及のために一押しの廉価版モデルなのかもしれませんね。
「自分でスイッチを入れる」のが苦にならない人なら「ルンバ622」です。
掃除機機能にこだわるならルンバ880
さらに上位モデルには、さらに強力なお掃除機能がついています。わたしの家は、別にペットがいるわけでもなく、人力でも掃除は続けるので、600シリーズ(スケジュール機能があるルンバ650)にしましたが、ルンバの比較ブログとかを調べてみると、ルンバ870をおすすめする人が多いようですね。
えっ?↑何か日本の価格めちゃくちゃ安くないですか?旧モデルになってるから?
日本のAmazonで見たら、ルンバ654が51,000円くらいで、プラス5,000円で870が買えるとのことだったので、自分だったら絶対こっちを買います。ちなみに、アメリカではルンバ650が370ドルくらいで、ルンバ870は600ドルに跳ね上がるのでルンバ650の「お買い得感」があるのですが……。特に、1年前に最上位だった800シリーズの旧モデルが5万円代で買えることを思うと、コスパ的には800シリーズの旧モデル(880/870)がよいよなと思いました!
ルンバ880と885の違い、870と875の違い
下一桁が「5」になっている機種の違いは、バッテリーがアップグレードしている点です。バッテリーの持ちが約倍なので、長く使う場合は「5」の方がよいと思いますが、8年くらいで買い換える場合は、旧モデルの方がお買い得だと思います。
ルンバ870と880の違い
ルンバ870と880の違いは、「お部屋ナビ」(ライトハウス機能)の違いです。
「お部屋ナビ」って何?というと、「複数の部屋」を掃除したい時に、効率的に掃除する機能です。 「お部屋ナビ」がないルンバでも、複数の部屋を掃除自体はできます。すべてのドアを開けっ放しにして、ルンバを放流すれば、まとめて掃除させるという手もあるのですが、そうすると「変な形の部屋」になるため、廊下に出たり、また戻ってきたりで、掃除のし残しなどが発生する可能性があります。わたしは大抵家にいる時にルンバを走らせているので「そこじゃないよー」という時は、ルンバを置き直したりしてますが、完全に自動でやらせるとすると(不可能ではないでしょうが)結構難しいかもしれません。
それに対して、「お部屋ナビ」は、バーチャルウォール(ルンバが入れない「壁」を赤外線で作る機能)を使って、一部屋ずつ掃除を終わらせていくことができるのです。
わたしは使っていないので、便利さなどがよくわかりませんが、Amazonの実売価格を見ると、ルンバ870ととほぼ同価格で「お部屋ナビ」機能(ライトハウス機能)がある880が買えるので、3部屋をきっちり掃除したい人には880ですね。さらに、10年位長く使うなら、バッテリーの持ちのよい新モデル885ですかね。
「自分でも多少は掃除するよー」というや、フローリングの人、部屋数が少ない人にはルンバ800シリーズの高機能はいらないかもなので、600シリーズを検討するのがよいと思います。
ルンバ870と871の違い
ルンバ870と871の違いがわからなくて、ものすごく悩んだのですが「付属品の数」の違いでした。バーチャルウォールと、ダストフィルターが871は1つずつ多くついてきます。
ルンバ654と622の違い
ルンバ654と622はの違いは「スケジュール機能」の有無です。自分が家にいない時に掃除をしておいてもらいたい時はルンバ654がよいと思います。
予算と目的別「おすすめルンバ」
ということで、わたし的な一押しはこんな感じです。
ってわたしはルンバ654的なモデルを買いましたけどね……(スケジュール機能がついた機種)掃除機に5万円以上はちょっと出せないので(汗)
あと、今はペットもいないし、部屋も全室フローリングなので、そんなに強力な吸引機能がなくてもルンバ600シリーズで充分キレイになるだろうと思いました。あとサブでダイソンのコードレスを使っているので、気になったところはそこでちょちょっとやればよい。実際、ルンバを走らせておくだけで、目に見えて床がキレイになっています。ただし、カーペットの部屋に住んでいたら、もっと強い清掃能力の高い機種を買ったかもしれないです。
その代わり、「ロボットっぽさ」は欲しかったので、自動充電機能とスケジュール機能はついているものを選びました。朝にセットしておくと「ルンバが起こしてくれる」という、ロボットとの同居気分が味わえて、これもなかなかよいです。
ルンバのランニングコストってどれくらい?
ルンバは「買って終わり」ではありません。
電気代がかかりますし(これは、どの掃除機でも同じか……)、フィルターやブラシなどを定期的に交換する必要があります。
こちらも機種別に微妙に違うので、気をつけてください。
フィルターの交換時期は?
ルンバのフィルターをどれくらいの頻度で交換した方が良いのか?は、ルンバをどれくらい頻繁に使用しているかによって変わってきます。
公式には「表面にゴミが付着して斑点ができたり、吸引力が弱まった時に交換してください」とあり、一般的な使用では3〜4ヶ月での交換が推奨されていますが、なかには、歯ブラシや通常の掃除機でフィルターを掃除することで、何年もフィルターを交換しない強者もいるようです。
ブラシの交換頻度は?
ブラシは、毎週掃除し、半年〜1年に一度交換が推奨されています。しかし、こちらも、実際の使用状況を見ながら適宜交換するのがよさそうです。
ルンバを買ってよかったこと
やっぱり、平日とか普段は掃除してなかったので、マメに掃除機をかけるようになってからは、常に床がつるつるなのが嬉しいです。毎日ではなく、1~2日起きですが、コンド中(2ベッドルーム&リビングとクローゼット)走らせるとふわふわの埃でいっぱいになります。
ルンバ、ここがいまいちだった
フタとか部品を取るのが固くてやりづらくて不便です!ルンバの場合、ゴミ箱が割と小さいのでマメに取り出さなければならないのですが、ボタンを押して引っ張るだけのはずが、とても取りづらい。毎回格闘してます。ルンバは丸いので、立てて、足などで固定してからえいやーっとボタンを押すのですが、硬い!
ついでにいうと、バーチャルウォールの電池ケースも硬すぎです!これ、年配の家庭とかでは、空けられないケースとかあるのでは?
硬いとか、なんか取りはずしがやりづらいというのは、ダイソンの掃除機にも軽く感じたことなんですが、海外メーカーの特徴なんですかね?それともわたしが非力すぎなのでしょうか?
ルンバはこんな人におすすめ
時間がない人
と、まあちょっと文句も書きましたが、ルンバの一番素晴らしいところは「時間が節約できる」ということです。ある程度大人になると「時は金なり」という言葉を噛みしめるようになります。ルンバによって、それがさらに実感できるようになりました。
共働きの同居カップル
同棲を始めてしばらくたつと、家事分担がだんだん負担になってきます。「愛情だけじゃうまくいかない」んですよ、恋人の同棲生活は!どちらが掃除・洗濯・料理・買い物をどれだけ分担するのか……。そういうことがだんだんシビアになってきます。家事の絶対量を増やしてくれるルンバを導入することで、一緒に映画を観たり、ビーチに行ったり、いちゃいちゃしたり(笑)、もっと一緒に意味のある時間が過ごせるので、喧嘩が劇的に減ります。
ペットがいる人
特に犬や猫などの抜け毛の多いペットは、いくら掃除しても気づくと洋服に毛がついていたりしますよね。ペットを買っているからこそ、「清潔感」には気を使った方がよい。毎日キレイにしてくれるルンバがいれば、ペットの毛対策がかなり楽になるはずです。それにダイソンの「アニマル」シリーズをプラスすれば、鬼に金棒!
面倒くさがりの人
今さらって感じですが、掃除が苦手な人、いますよねー?ルンバはそんな人の強い味方です。単に掃除をしてくれるからというだけではなく、「ルンバを動かすためには、床に物を置いていてはいけない」ので、床に散らばった箱やバッグを自然と片付けるようになります。床はキレイになり、物の整理もできる、一石二鳥です。
というわけで、忙しい人や、自分の時間がもっとほしい人、生活の質を高めたい人には、「ルンバ」が断然おすすめです!
家電レンタルしてから買うのもおすすめ。
この記事を公開してから「一人暮らしだけどルンバは必要ですか?」「本当に自分に合うルンバは何だろう?」などいろいろな質問が寄せられました。
わたしなりに、お役にたてるようにまとめてみたつもりなのですが、一番よいのは、「実際に使ってみること」です。ルンバやダイソンなどの人気家電レンタルサービスがあるので、そちらで気になる機種を使ってみてからでもよいかもしれません。
値段は機種によりますが、3泊4日で5000円くらい〜と意外とお手頃です。「いきなり何万円も出せない!」という方にはうれしいですね。
※情報は2023年5月現在のものです。なるべく正確な情報を記載するようにしておりますが、正確性に保障はできません。必ずご自分でご確認ください!また、万一間違いがありましたら教えてくださいますと幸いです。
※ダイソン掃除機についてはこちらもご覧ください。
*1:2023年5月現在