オイオイオイ。
チャーリー・シーンが、HIV感染を告白した。結構ニュースでも持ちきりだ。その時にチャーリー・シーンってゲイなの?と聞いてきた人間がいた。びっくりした。今もいるんだ、そーゆー認識の人。
あのね、ゲイじゃなくてもHIVに感染するよ。あとHIVに感染したからといって、エイズ発症してるわけでもないのでそこ分けてね。
HIVに感染する危険は、感染力のある体液(血液、母乳、精液、カウパー腺液、膣液)が粘膜に触れた時にあり、しかし、接触があったからといって100パーセント感染するわけでもない。唾液では感染しないし、キスもOK。日常生活では感染しない。性行為以外だと、母子感染、注射針やタトゥー器具での感染がある。
異性愛者でも感染するし、女でも感染する。レズビアンはローリスクグループだけど、それでも女同士の行為はリスクゼロではない。気になる人は検査した方がよいよ。
HIVに感染しても、薬を飲み続けることでエイズの発症は抑えられる。エイズの症状が出てもその症状を治療すれば治る。完治はしないけどつきあっていける病気になってきている。
HIVと生きる人は、差別や偏見に晒されている。最近まで、HIVポジティブはアメリカの永住権の欠格事項だった。今はその規定はないけど、差別や偏見と戦ってきた先人の努力には頭がさがる。
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