『哀れなるものたち』(原題:Poor Things)忘れる前に書いておきます。エマストーンの怪演がすごい。ウィレム・デフォーやマーク・ラファロなどのハリウッドメインストリームの大物が出てるが、ハリウッドっぽくはなくかなりミニシアター系というかアート映画のノリ。色彩も音楽も個性的。
ビジュアルは古典的なビクトリア調かと思いきや、パラレルワールドのような感じで未来的なスチームパンク感もあり、この世界観好き。
性の描き方は、子供の脳みそで、世間の「こうあるべき」から自由な主人公からしたらごくごく自然なんだと思うけど、ちょい見せすぎな気もした。個人的にはエロすぎるとも思わなかったけど、量は多かった。「エマストーンのベッドシーンが観られる」ってだけで興味を持って観る層は結構いるんだろうなと思う。それは売り上げ的には必要なのかも知れないけど。
原作の小説もかなり個性的な構成らしいので気になる。