#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

遺伝子検査「23andMe」で健康関連レポートが出るようになってたよ

http://refer.23andme.com/v2/share/6190151797254195269

以前、FDAの規制を食らって、健康レポートを出していなかった遺伝子検査サービス「23andMe」ですが、徐々に健康に関する情報を出すようになったようです。以前申し込んだ人も見られるレポートが増えていたので、久々にログインして見てみました。

以前は23andMeは「先祖情報」しか見られなかったんですよね。

yuichikawa.hatenablog.com

といっても、遺伝子生データをダウンロードすることによって、いろいろ解析はできるので、それを見て遊んだりはしていたのですが。今回は、解説付きの「ウェルネスレポート」、その他かなりレポートが増えています。ウェルネスというのは、健康に関する情報です。今回はこちらを見ていきます。

ラクトース不耐性(LCT遺伝子)

乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)に含まれる乳糖を分解する遺伝子を持っているかどうか。わたしは「乳糖不耐性の可能性が高い」と出てしまいましたが、乳製品は大好きですし、ヨーグルトも毎日食べています!

遺伝子だけでは決まらないので、あくまで目安ということのようです。

アルコールが顔に出ないタイプ(ALDH2遺伝子)

この遺伝子の存在は結構有名ですね。アルコールを分解するための酵素を不活性にする遺伝子が存在すると、アルコールをうまく分解出来ず、顔が赤くなったり、吐き気や頭痛などをすぐ起こしてしまうのです。

「飲む」「飲めない」は気合の問題ではなく、遺伝子の問題なので、飲めない人に無理やり飲ますのはやめましょう〜!

日本でもこんなのありました。『アルコール感受性遺伝子分析キット』というものだそうです。あ、でも、ちなみに、アルコールに弱い体質かどうかは、遺伝子検査をしなくてもわかります。腕の内側にアルコールを染み込ませたパッチをあてて、20分ほど放置し、赤くなるかで判断します。

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↑こんな製品もありますので、試してみてください。遺伝子検査よりは安いですので(^^)

カフェインをさほど消費せずにすむタイプ(CYP1A2遺伝子とAHR遺伝子)

一日にカフェインをどの程度必要とするかは、遺伝子によって決まっているようです。※ただし、この研究はヨーロピア系の人を元に導きだされたものなので、他の民族の人には当てはまらない可能性がある。ということです。

眠りが浅いタイプ(ADA遺伝子)

眠っている時に「デルタ波」と呼ばれる脳波が強く出る人は、眠りが深いと言われています。眠気をつかさどるアデノシンと呼ばれる物質があるのですが、これをプロセスするうえで、遺伝子が関係しており、わたしはどちらかというと「眠りが浅い」タイプのようです。この研究はヨーロッパ系やラテン系の人々の間で研究されています。

飽和脂肪酸の量と体重の関係(APOA2遺伝子)

飽和脂肪酸の量に関係なく、カロリーによって体重が決まるタイプ。タイプによっては(同じカロリーの食事をしていても)飽和脂肪酸の量が多いと体重も増えてしまう人もいるそうです。よくダイエットで「カロリーこそがすべて」という論を耳にすることがありますが、体質によってはそうとも言えないんですよね。

食生活には、飽和脂肪酸、トランス脂肪、不飽和脂肪酸、などがあります。ちょっと調べてみると以下の様になっています。

飽和脂肪酸:赤肉、乳製品などに多く含まれ、悪玉コレステロール量や総コレステロール量の増加に関係があると言われています。心臓病のリスクと関係があるとも言われていますが、詳細はまだ研究されているところです。飽和脂肪酸の量によって体重が増えないとしても、摂取は控えたほうがよいとのこと。

トランス脂肪酸:クッキーや冷凍ピザなどの加工食品に含まれており、心臓病の危険を増加させると言われています。トランス脂肪を避けたほうがよいとされています。

不飽和脂肪酸:ナッツ類、魚類、植物油などに多く含まれており、「よい油」だと考えられています。

筋肉の構成(遠距離タイプか短距離タイプか)(ACTN3遺伝子)

筋肉は、いわゆる「遅筋」と「速筋」の二種類の筋肉繊維からできています。運動において、どういうタイプのものが得意かは、この構成によって変わってきます。α-アクチニン3というタンパク質は、速筋繊維のみに存在しているのですが、これが存在しない人がいるのです。わたしはどちらかというと短距離タイプだそうです。もちろん他の要因も関わってくるのでなんともいえませんが。(わたしは足が遅いです)

この遺伝子と筋肉の関係は、全人種で共通のようです。オリンピックで種目と人種の間に相関関係が見られるようなことがありますが、これも偶然ではないのかもしれませんね。

寝相はよいタイプ(BTBD9遺伝子)

眠っている間にどの程度動くかも、遺伝子で決まっているようです。大体、1時間に10回くらい筋肉運動がおこるそうですが、ある人はそれより多く、ある人は、それより少なく動くそうです。寝相が悪すぎる人は、睡眠の室に影響をおよぼすことがわかっています。わたしは rs3923809という変数を持っているのですが、このタイプの人は1時間あたり平均7回くらいしか動かないそうです。

わたしは寝相はよいっってことなんですかね? (その代わり、寝言はものすごく多いですがw)

また、寝相については、年配の人の方がよく動くとか、そんな研究もあるそうです。しかしこの研究は、主にヨーロッパ系の人を対象にしてなされたものようです。

総評

全体的に、アジア人を母体とした研究が少ないため、信ぴょう性はそこそこなのかな?という印象です。またあくまで遺伝子の一部を取り上げているだけなので、全体の体質などを決定するものでもないことを理解する必要があります。でも、「こんなことまで遺伝子が関わってるんだ!」という発見があるので、興味深かったです。

「ゲイの可能性を高める遺伝子」とかも、そのうち発見されたりするのかな?ワクワクするような、怖いような……。

http://refer.23andme.com/v2/share/6190151797254195269

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