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アメリカで働くレズの徒然

英語発音矯正本比較!ジングルズ対ディスカバリング・サウンズの「アヒル口体操」

先日購入した英語の発音矯正本を早速見てみたので、比較してみます。

ジングルズ

ジングルズはレベル85「基礎筋肉編」とレベル86「発音筋肉強化編」の2冊を購入しました。85が基礎編で、86が応用編です。87もありますが、今回はパスしました。

なぜ85や86という中途半端な数字からスタートしているのか?というと、これはジングルズ独自の指標で、ネイティブ英語話者の筋肉の使い方を「90」とした場合、別言語の筋肉の使い方の類似を数値にしているようです。日本語とベトナム語はもっとも英語からかけ離れており84ということなので、それを徐々に上げていき、より英語話者に近い筋肉の使い方に近づけていこう……という考えらしい。いろいろ独特。

ジングルズの本は「1日5分 30日間のトレーニング」で発言が徐々によくなるというもので、本にCDが付いています。本をパラパラとめくってみると、☆とか、今まで見たことがない発音記号が乗っています。これはジングルズ独自の発音記号です。

訓練方法は「ジングル」と呼ばれる短い文章(Three thoroughly surly, thirsty thugs...など、日本人にとって紛らわしい単語をわざと詰め込んだ変な例文)を、何日にもわたって、様々な方法で発音することで、日本人にとって難しい発音をマスターしていきます。普通に読んだり、練習したいところの単語をわざと強調して読む「訓練方式」など、いろいろ。ふむふむ。確かにこれまでなんとなく読んでいた単語をこうして強調しながら練習していくのは新鮮です。

付属品のCD

CDでは毎日の例文が一回収録されているだけなので、それを何度もリピートして練習することになります。

こちらの欠点は音声はあるのに、視覚的な教材が少ないということ。スクールと併用することが前提の教材だからかもしれませんが、口の形や舌の位置の説明などが、視覚的にわかりづらいような気がした。イラストなども一応あるんですけどね。

↑鼻の筋肉を押し上げながら練習……ってわからないっ(´;ω;`)

練習期間

ジングルズの練習時間は、1日5分という短時間。これは忙しい社会人や学生にとって嬉しい。しかし、喉や発声器官を傷めないため「5分上は練習しないで」と書いてある。発音矯正ってどんだけ過酷やねん?もちろん勝手にどんどんやって進めることはできますが、ジングルズ公式としては、本をバーっとまとめて読破したり、CDを「聞き流し」ながら自然と学んでいくということはおすすめしていないもようです。結構本気で取り組まないとダメですね。

スクール情報

ジングルズはかなり大々的にスクールを展開しています。

英語発音矯正・英語学校 ザ ジングルズ

↑どうでもいいけど、このウェブサイトのトップに使われているストックフォト、アメリカで展開している某人材派遣会社と同じなので笑う。

「アヒル口体操」

アヒル口体操の方は、例文練習に重きを置くジングルズと異なり、個々の口の形や筋肉の鍛え方によりフォーカスを置いているようです。ジングルズももちろん「筋肉」を重視していますが、個別の「筋トレ」の方法としては「体操」という形で紹介してくれているアヒル口体操はなかなかよいアイデアだと思います。

CDではなくアプリで動画を視聴!

「アヒル口体操」にはCDはついていないが、スマホのアプリ「COCOAR」と連動しており、ページに印刷されているコードをスキャンすることで当該箇所の動画を見ることができます。とてもよいシステムですがが、著者が口の形を実践しながら同時に説明を喋るので、唇などが動いていて、ちょっと聞き取りづらいし口の形も見づらいです。ここは、キャプションを入れるなど、あと一手間かけて欲しかったです。また、アプリという形式もいまいちなので、クローズドURLを用意するなどして、もっと気楽に動画を視聴できるようにしてほしかったです。

といっても、本自体に写真が豊富で説明も丁寧なので、その点は、ジングルズよりはわかりやすいです。

練習時間

アヒル口体操の方も、一日短時間(10分〜20分)で、毎日練習することを勧めています。一日1時間とかやってしまうのはダメというわけではないが「続かない」ので、そのやめてしまうこと自体がダメらしい。ジングルズにしても、アヒル口にしても、結局発音練習は「筋トレ」なので、継続が力なり……ということなんでしょう。

スクール情報

著者の冨田大介はディスカバリング・サウンズという発音矯正スクールを主催しています。このウェブサイトは以前「講師の発音」の実例をウェブサイトに乗せていたと思うのだが、今見たら見当たりませんでした。

英語発音矯正・英会話レッスン Discovering Sounds│世界基準の英語発音を身に付ける

まとめ

ジングルズもアヒル口体操も面白そうなので、両方やってみます。ただ、アヒル口体操の方を先に優先して筋肉を鍛えておくのがよいのかな?と思いました。さて、1ヶ月後、わたしの発音はよくなっているのか?レポートしますね。お楽しみに!