#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

松本人志がダサすぎる

HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル 予告編

松本人志ってこんなにダサかったんだ?

問題になっていることの真偽はさておきXでの発言を見ての話だ。そもそも松本人志は別に好きではなかったが、なぜか尊敬というかもっと凄い人だと思っていた。根拠は無い。

1つ目のツイートは「とうとう出たねと」さぞ重大な色が出たような匂わせをしながら、内容は女性の方からお礼のLINEが来ていたと言うスクリーンショットを投稿したというもの。

性被害にあった被害者がその後何事もなかったように振る舞ったり、翌日、加害者とともに朝食をとったり、することがあるというのは既に知られている事実だと思う。

自分にも経験があるが、仕事などの関係性がある場合、相手が取引先であったりボスであったり、業界で幅を利かせている権力者であればあるほど、気に入られなければ、機嫌を損ねたら自分がどうなるかわからないという怖れですぐに告発しようなんていう風には思えない。だからお礼のLINEなんて普通にするだろう。それは同意があったことの証拠でもなんでもない。芸能界の片隅にいるとも無名の女性たちと、松本人志の権力差を考えれば、女性のスクショは全く疑問でも何でもないし。

そんな程度のことをさぞ重大な証拠が出てきたかのように「とうとう出たね」とか言ってるの、あまりに無邪気というか。え、この人、ポーズとかじゃなくて、本気でなーんにもわかってないんだ、ダサ!ってなった。呆れた。っていうか、「事実無根」なんじゃなかっんかい。否定するポイントがズレてるとのもダサい。

2つ目は芸能活動が休止されると言う報道が出た後の話だとは思うのだが、事実無根ので絶対に戦うと同時にワイドナショーに出ると言う宣言だ。

芸能活動休止と聞いて、少しは事態の重大さに気づいてるのかな?と思ったら開き直っているので改めて驚愕。また申し開きの場が記者会見などではなく子分たちに囲まれることができる「ホーム」のバラエティ番組であるところもダサい。

松本人志自身の運命には興味ないし、ダサくても別にいいんだけど、日本社会が松本人志をどう「裁き」そしてどう「許して」いくのかはとても興味深い。

このまま松本人志がお笑い界のラスボスであり、一番偉い大物…みたいな扱いが続くのだろうなと思ってきたのでまずは芸能活動休止というのはよかった。別に永遠にキャンセルされろっていいたいわけじゃない。どんな人にもやり直すチャンスは必要。でも自分のやったことや女性に対しての態度をキチンと見直すことなくずっと居座っているように見えるとしたらそれは腹立たしい。

アメリカでも、少し前にはDVを起こしたクリス・ブラウンがしばらくしたら何事もなかったように平気でパフォーマンスしてるのを見て正直がっかりした。

しかしMeTooやエンタメ界の大物たちの告発経て少しずつそんなアーティストや芸能界に対する態度も変わってきたように思う。R.Kelly, ワインスティーン、エプスティーン。かなりの大物が本気で制裁を受けるということが増えてきた。

それで被害がなくなるわけでもないし、まだまだ充分なわけじゃないけど。

日本の芸能界でも古くからのしきたりとか、人権を軽視するようなカルチャーがようやくコールアウトされるようになってきてると思う。ジャニーズ、宝塚。そして、松ちゃん。

別にその人たちの芸事を否定したいわけではない。けど変えてかなきゃいけない文化ってきっとあるよね。